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ウェスタンブロッティング
基礎医学の研究をしている人間であれば絶対に必要となるのがウェスタンブロット。
細胞や組織から抽出してきたタンパクを電気泳動して流すっていうあれね。
ただし、これをちゃんと出すにはそれなりに守るべきところは守らにゃいかんわけよね。
ウェスタンがうまく出ません~なんて言ってられるのは
あなたがカワイイ女の子だからでしょう。
俺も男の後輩がでなければある程度厳しくするけど、
女の子なら手とり足とり教えてあげるしな―w
で、守るべきところが分からない人達の共通点は、
今自分がなんでその操作をやっているか分かっていない。
それに尽きると思う。
研究室によって方法は変わると思いますが、
ちょー簡単に一応書いておきます。
細胞を剥がしてSDSを入れる。
ー細胞に強力な界面活性剤を入れてやって細胞をぶっ壊す。んで、タンパクの状態に持っていく。
超音波&熱をかける
ー超音波と温度をかけてやることでタンパク凝集をほどく
電気泳動
ータンパクを分子量ごとにわける
ブロッティング
ータンパクをゲルからPVDF膜に移す(ゲルの状態であると後にラベルする抗体がゲル中に残ってしまうため。)
1次抗体&2次抗体
ー目的とするタンパクのみを標識して可視化
※
一般的にHRPがついている2次抗体はよけいなもん(HRP)がくっついている分、結合は弱いって話す人もいます。
ってこんな感じの流れで行うのがWBです。
界面活性剤ってようは洗剤のことね。
俺は電気泳動に使った泳動バッファーを捨てた後、
容器に洗剤を入れて洗う人が不思議だったりする。
泳動バッファーは常識的に考えてタンパクが可溶化する条件で作られているはず
(タンパク可溶化条件じゃないと流している最中詰まる・・よね?)だし、
普通に流すだけで十分じゃないのかなーって常づね思ってたりする。
まぁそこら辺は好みだから何とも言えない所なんだけどね。